竿の話

私がお世話になっている磯竿。

竿を作る人達はどんなコンセプトで竿を作ってるのか?
竿は当然のように魚を釣るものなんだけど、磯釣りをしている時、魚とやりとりしている時間というのは圧倒的に少ないんですね。磯釣りの一般的な流れは・・・

『エサを付ける→仕掛けを振り込む→ラインメンディング→合わせる→やりとりする→取り込む』

という流れになる。けれども、『合わせる→やりとりする→取り込む』という行為は魚が釣れない場合は省略されて、最後の『取り込む』が『回収する』に変わる。

3分に1回仕掛けを投入するとして、1時間に20投することになるが、休憩、トラブルを考慮すると1時間当たりに15投することになる。8時間の釣りをした場合、120投することになります。この日に釣れたグレが30匹とすれば90回は空振りしていることになる。

『エサを付ける→仕掛けを振り込む→ラインメンディング→回収する』という魚とやりとりしてない行為が75%を占めるんですね。

そうするとどのような点が重要になってくるのかというと、『操作性』『軽さ』『張り』である。
操作性を重視して張りのある竿で早めに勝負できる竿。トーナメントロッドなんかはこの部類に入ってきます。

逆に、一発大物狙いの釣り。一日の内に1回訪れるか訪れないかのチャンスをものにするために重要になってくるのは『粘り』『柔軟性』である。『張り』のある竿は操作性に優れるけども、大物を掛けた時に竿を叩く感じになってしまい、魚が暴れるんですよね。なもんで、柔軟性、粘りがある方がゴムのようにしなって魚が暴れずにすむし、竿がクッションになっているんで細めのハリスも使えるんですね。



がまかつの磯竿のポジショニングマップは非常にわかりやすいですね。


私が所有している竿は

トーナメント用でがま磯センティオ1.25−53

本流釣り用でがま磯センティオ1.5−53

大物釣り、夜釣り用でがま磯RXR2−53

です。

センティオはがまかつらしくない軽量ロッドなんですが操作性はすこぶるよくていい感じですね。

アルマとかインテッサみたいながまかつらしい竿も欲しいですけど高価すぎますね。


この頃思う事は、テトラ用のウキフカセ用竿がないこと。需要が少ないのかな??

こんなテトラ用フカセロッドあったらいいな〜3タイプ

(1)4.3m仕様はテトラ際釣り用で超先調子。どちらかといえば前打ちロッドみたいな感じで
際から強引に引きづり出すロッド。

(2)5.3m仕様はスタンダードタイプでがま磯マスターモデル口太が調子のイメージ

(3)6.3m仕様は一般的な磯竿より1m長いもの、テトラ釣りをやる人ならだれもが感じていると思いますが、大物とやりとりをするとき、5.3mだと短いんですよね。また足場の高い大テトラなんかでも竿出し可能になるし、水面まで7m近い高い堤防でも楽に釣りができる。長さがあるんで、ある程度粘りが期待できそうなんで操作性を重視して軽量ロッドに仕上げたいですね。

自分で書いていてすごく欲しくなってきた!